いよいよ住みたいと思う物件が見つかったら申込み手続きを行います。
申込みは賃貸契約ではなく、借主側が行う「入居の意思表示」です。借り手側と貸し手側の同意により初めて契約が結べます。
当然借主側の住みたいという一方的な意思表示だけで希望は叶わず、貸主側の貸したいという意思表示が必要だからです。
申込みした後に「入居審査」に通れば、賃貸契約へと進みます。
では、どのような基準や方法で「入居審査」が行われるのかを確認していきましょう。
また一般の賃貸物件と高級賃貸でも審査について違いがありません。
賃料が高い分、
1.そもそも入居審査って何
2.入居審査の判断基準とは?
3.入居審査に必要な書類とは
4.賃貸料は年収のいくらまでが理想
5.審査を通りやすくする方法はないのか
1.そもそも入居審査とは?
入居審査とは「信用して持ってる物件を貸せる人なのかどうか」を判断します。
オーナー(大家)さん側で考えると分かりますが、貸す側はできるだけ滞納やトラブルを起こす可能性が低い人に入居してもらいたいと思っています。
そもそも家賃滞納がありそうな方だとオーナーをやってる意味もないので、、、
入居審査は管理会社、大家さが行いますが、最近では保証会社に一任している物件も多いです。
「この人には貸せない」と判断された場合には、その時点で審査非承認となってしまいます。
2.高級賃貸の入居審査の判断基準とは?
入居審査には明確に決められた基準はありません。管理会社やオーナーによって審査基準が全然違います。共通するのは「信用して持ってる物件を貸せる人なのかどうか」という点でしょう。
また一般の賃貸と高級賃貸も同様のことが言えます。
3.入居審査に必要な書類とは
原則三点セットです。
・身分証明書(免許証、パスポートなど)
・収入証明書(源泉徴収票、確定申告書、課税証明書など)
・在籍証明書(社会保険証、社員証)
※フリーランスや役員の収入証明書は「公的収入証明書」となります。
住みたい物件が決まったら管理会社の指定の書式に申込みを行います。
おもに契約者の情報と連帯保証人の情報の記入を行います。
ここで未記入がおると管理会社によっては物件をホールド出来なくなる場合があるので注意してください。
この時に審査者類の身分証明書や収入証明書のコピーを提出します。
手元になければ、後日メールで送ります。最近では写メールで送っても大丈夫になってます。
大体全ての書類を送付した後に営業日3日前後で審査の結果がでます。
審査中に本人、連帯保証人、勤務先に確認の電話が入る場合がございますので、その対応の必要もあります。
(最近では連帯保証人ではなく、保証会社必須の物件も増えてきています。)
4.賃貸料は年収のいくらまでが理想
一般的に、審査基準は”賃料の36倍が年収以下”や”年収の3割まで”と言われています。
審査に通りにくい職業もあります。
よく名前に挙げられるのがフリーランスです。
入居審査では仕事や収入の安定性が重要視されるため、公務員や士業や大手企業の勤めの方は審査に通りやすいです。
フリーターや契約社員や派遣社員などの人は厳しめに審査される傾向にあります。
また、水商売の人は入居審査に通りにくい傾向にあり、物件が最初から水商売不可にしてる場合が多いです。
5.審査を通りやすくする方法はないのか
無職、基準より年収がショートしてる場合や相続などでお金はある方が入居審査に通ることは可能か?
「お断り」される物件も多いですが、絶対に契約できないというわけではありません。
オーナーさんや管理会社にアピールすれば審査に通る事があります。
どんな方法があるかと言うと。
1.連帯保証人の身元がしっかりしているので親族を連帯保証人として立てる(保証会社必須の場合は保証会社+連帯保証人)
2.預金残高で資力の証明を行う。
3.滞納を補填するために敷金を積み増しする。
4.1年の定期借家契約にし、年単位で賃料支払を行う。以降1年間の再契約を結ぶ。
可能性がある限り住みたい物件に全力で自身のアピールをしましょう。
入居審査に落ちるとがっかりしてしまいますが、全ての物件が借りられないわけではありません。
気持ちを切り替えて自身に見合ったお部屋探しが出来るよう不動産会社に相談してみるといいと思います。